手で行う動作の方言比較
手や道具で行う動作を、西三河の「さばくる」と焼津の「かじくる」「くすぐ」「しょづむ」「ひやかす」「つっからかす」で比較します。かき回す、掻く・掘る、深く刺す、つまむ、水に浸す、押すを対象別に分け、危険な動作の使用は勧めません。
地域ごとの言い方
- さばくる(愛知県)— かき回す。例:あんた、何やっとるだん。ほんなにごそごそ、さばくるでことあるだん。(あなた、何をしているの。そんなにごそごそ、かき回すことがあるの。)
- かじくる(静岡県)— 掻く・掘る。例:だめだよ、かさぶたをかじくっちゃあ。(だめだよ、かさぶたを掻いては。)
- くすぐ(静岡県)— 深く刺す。例:錆びた釘を踏んで、くすいじゃった。(錆びた釘を踏んで、深く刺してしまった。)
- しょづむ(静岡県)— つまむ・つまみ食いする。例:おさいをしょづんで食ってちゃあ、だめじゃんか。(おかずをつまみ食いしていては、だめでしょう。)
- ひやかす(静岡県)— 水に浸ける。例:お茶碗ひやかしとかなきゃ、かあばっちゃうよ。(茶碗を水に浸けておかないと、飯粒が乾いてしまうよ。)
- つっからかす(静岡県)— 押す。例:後ろから人をつっからかすと、あぶんないよ。(後ろから人を押すと、危ないよ。)
比較するときの注意
六語は別々の動作です。対象、自他、力の強さ、危険性が異なり、例文を越えて相互置換したり実行を勧めたりしません。
各語の出典または確認状態は個別記事に掲載。比較データ最終確認日:2026-09-01