静岡市旧大川村の方言ガイド
静岡市旧大川村で1970年に録音された方言を、国立国語研究所資料の地点解説、音韻表記、逐語対訳から読む地域ガイドです。大工仕事をめぐる対話と庚申講に集まった七人の談話から、応答、疑問、推量、空腹、食事への誘い、物を置く指示、子どもへの制止を、確認済みの発話とともに案内します。
この地域のことばを読む前に
二つの資料は、旧大川村上湯島で1970年に録音された自然対話を収録しています。第1巻は崩野生まれの大工を中心とする仕事の話、第2巻は江戸時代から続く庚申講に集まった七人の雑談です。本ガイドでは特定時点・特定話者の記録として扱い、現在の静岡市山間部全体へ分布、語感、使用頻度を広げません。
確認済みのことば(12語)
- いるさ — いるよ
- ほいで — それで
- なんじょう — 何を
- べつに — 急いで行かなくてもよい
- ~ずら — ~だろう・~のだろう
- なおいて — 直して・改めて
- 腹がぺった — 腹が減った
- ほうだ — そうだ
- そいで — それで
- きゃーまいか — 食べよう
- うっちょいてけー — 置いて行け
- ないそ — 泣くな
主な資料
国立国語研究所 話しことば研究室「方言録音資料シリーズ13・14 静岡市旧大川村方言(1)・(2)」(確認日:2026-09-01)