小牧市藤島の方言ガイド
愛知県小牧市藤島で1967年に録音された方言を、国立国語研究所資料の文法解説、音韻表記、逐語対訳から読む地域ガイドです。交通の便、子どもの通学、昔の家仕事を語る会話から、完了、打消し、継続、敬語、義務、回想、一人称複数の表現を具体的な用例とともに案内します。
この地域のことばを読む前に
資料の「昔といま」は、藤島だけに住んだ1888年・1890年生まれの農業男性二人と、幼少期を藤島で過ごした1925年生まれの編者による対話です。資料冒頭は完了、進行、回想、敬語、打消し、理由の接続助詞など、この地点の文法的特徴も明示しています。本ガイドではその説明と本文用例を照合し、現在の小牧市全域へ分布や語感を広げません。
確認済みのことば(9語)
- ~てまう — ~てしまう
- ~ほかねえ — ~しかない
- ~せせん — ~しない・本当にしない
- ほで — それで
- ~やっとる — ~やっている
- ~やっとられる — ~やっておられる
- ~せならん — ~しなければならない
- ~行きよった — ~へ行ったものだ・行きつつあった
- わしんとら — 私たち・わし達
主な資料
国立国語研究所 話しことば研究室「方言録音資料シリーズ10 愛知県小牧市藤島方言」(確認日:2026-09-01)