「私」の方言を比較
自分を指す一人称を、鹿児島県旧笠沙町の「あたい」、高知市の「あて」、京都市の「うち」で比較します。1960年代の録音資料に残る男女・世代・会話場面を分けて示し、同じ「私」という訳でも使用者の記録が異なる点と、現在の用法を一律に断定できない点を解説します。
地域ごとの言い方
- あたい(鹿児島県)— 私。例:あたいは、おまんさあへ一回、聞こかち思うこっがあった。(私は、あなたに一回、聞こうかと思っていることがあった。)
- あて(高知県)— 私。例:あてが、これからその話をしちゃうき。(私が、これからその話をしてあげるから。)
- うち(京都府)— 私。例:うちも行きたないわ、あんなとこ。(私も行きたくないわ、あんなところ。)
比較するときの注意
一人称は性別、世代、相手との関係で選択が変わります。録音話者の用例を地域住民全体や現代の会話へ一般化しません。
各語の出典または確認状態は個別記事に掲載。比較データ最終確認日:2026-09-01