方言「なんぎ」の意味と地域
苦労や難儀を表す同形語「なんぎ」を、秋田県男鹿市脇本大倉と岐阜県垂井町岩手漆原の1967年録音で比較します。男鹿では家を築くまでの暮らしの苦労、美濃では水の乏しい田や米の検査に伴う負担を回想しており、同じ訳語でも記録された仕事と生活背景を分けて読めます。
地域ごとの言い方
- なんぎ(秋田県)— 苦労・難儀。例:この人の代に家をこしらえたんで、ほんとになんぎした人だ。(この人の代に家を建てたので、本当に苦労した人だ。)
- なんぎ(岐阜県)— 苦労・苦労すること。例:なんぎをしてきたんだ。(苦労をしてきたんだ。)
比較するときの注意
二地域の録音で語形と意味の重なりは確認できますが、語源、分布、活用、現在の使用頻度が同一とは判断しません。
各語の出典または確認状態は個別記事に掲載。比較データ最終確認日:2026-09-01