昔の生活道具の地域語比較
生活道具を、奈良田の土瓶、佐野の背負子、焼津の火吹き具・はたき・包丁、宮古島上野野原の芋を煮る大鍋の地域語で比較します。湯沸かし、運搬、火起こし、掃除、調理という用途を分け、材質や製法は資料以上に補いません。
地域ごとの言い方
- きびしょ(山梨県)— 土瓶・小さいやかん。例:きびしょにお茶を入れる。(土瓶にお茶を入れる。)
- せーた(栃木県)— 背負子。例:あんなにオモテー荷物をセータにのっけてショッタラ、腰を痛めるダンベ。(あんなに重い荷物を背負子に載せて背負ったら、腰を痛めるでしょう。)
- ヒューケンボウ(静岡県)— 竹製の火吹き具。例:昔は風呂を焚くとき、ヒューケンボウで火をおこした。(昔は風呂を沸かすとき、竹製の火吹き具で火を起こした。)
- ぶっぱらい(静岡県)— ほこりを払うはたき。例:部屋の掃除をするで、ぶっぱらいを持ってくるさ。(部屋の掃除をするから、はたきを持ってきなさい。)
- ほーちょん(静岡県)— 包丁。例:このほーちょんじゃ、魚ん切れないやあ。(この包丁では、魚が切れないよ。)
- ム゚ーニーナビ(沖縄県)— 芋を煮る大鍋。例:ム゚ーニーナビュー アローヤ ウプナビヤバ ウースグトゥドゥ ヤター。(芋を煮る大鍋を洗うのは大変な仕事だった。)
比較するときの注意
異なる用途の道具名を文化記録として比較します。現代製品との対応、使用法、安全性、製作技術は原資料にない限り説明しません。
各語の出典または確認状態は個別記事に掲載。比較データ最終確認日:2026-09-01