焼津の手仕事を表す方言用例

焼津市資料から、結び目や縫い目をほどく「ふぬく」、ひもを結ぶ「ひっちばる」、紙を丸める「まるける」、紙や暦をめくる「むくる」の発話を集めます。手で物の形や状態を変える四つの動作を、対象物の違いが分かる独立用例と標準語訳で確認します。

創作会話ではありません

手の動作という共通点はありますが、各動詞の目的物と結果は異なります。資料にない道具や作業手順を加えず、記録された例に限定します。

発話と標準語訳

小包ん届いたで、ひもをふぬいて開けてみょう。

小包が届いたから、ひもをほどいて開けてみよう。

ふぬくの意味・地域・出典を確認する
ほどけないように、しっかりひっちばるさよ。

ほどけないように、しっかり結びなさいよ。

ひっちばるの意味・地域・出典を確認する
ちいせぇこらぁ、新聞まるけてよくチャンバラやったっきや。

小さいころは、新聞紙を丸めてよくちゃんばらをしましたね。

まるけるの意味・地域・出典を確認する
今日は十五日だで、日みくりを一枚むくってくりょう。

今日は十五日だから、日めくりを一枚めくってください。

むくるの意味・地域・出典を確認する

根拠資料

焼津市歴史民俗資料館「焼津のことば・方言」(確認日:2026-09-01)