周南の場所と方向を表す方言用例

周南地域の資料から、「あんな」「あんなに」という指示、見当違いの方向を見る人、留守の家を指す「あっこ」、話題があちらこちらへ移る「あっちゃ こっちゃ」の発話を集めます。物理的場所、程度、注意、談話の流れという異なる対象を、独立した用例と標準語訳から読み分けるページです。

創作会話ではありません

似た指示表現でも、名詞を修飾するか、程度を示すか、場所を指すかで文法が異なります。用例同士を一続きの会話にはせず、対象ごとに整理します。

発話と標準語訳

あがいなことを言うんでよー。

あんなことを言うのだよ。

あがいなの意味・地域・出典を確認する
あそこが、あげえに高いとは思わんかった。

あそこが、あんなに高いとは思わなかった。

あげえにの意味・地域・出典を確認する
あいつは、あさってのほーみちょる。

あの人は、見当違いの方向を見ている。

あさってのほーみちょるの意味・地域・出典を確認する
あっこも、そっこも、留守にしちょってよ。

あそこの家も、そこの家も留守ですよ。

あっこの意味・地域・出典を確認する
話があっちゃ こっちゃして、よー分からんでー。

話があちらこちらへ移って、よく分からないよ。

あっちゃ こっちゃの意味・地域・出典を確認する

根拠資料

阿部啓治(編)・萩市立図書館「てれんこぽれんこ山口弁」(確認日:2026-09-01)